東京大手町に『大手町温泉』という源泉が誕生した。2016年に完成する再開発ビルに入居するフィットネス施設と旅館で利用するそうだ。ところで、東京は1500m掘れば大抵温泉が湧き出すと言われているが、自分の家の敷地内に温泉をつくることはできるのだろうか? そこで、温泉掘削を250本以上行っている、株式会社山西サク井設備の山西広高さんに、温泉を掘る場合についてのあれこれを伺ってみた。
自宅の地下に温泉があるかどうか調べるにはどうすれば良いのだろうか?
もしそれで、高い確率で源泉が湧くという評価になった場合、温泉を自分で掘削しても良いのだろうか?
そんな方はいないと思うが、勝手に掘ると温泉法により罰せられるようだ。ところで、掘削にはどれくらいの時間がかかるのだろう?
温泉法の審査はかなり厳しいらしく、申請から掘削・くみ上げまでは一年半を要する大変な手間と時間がかかるそうだ。そんな温泉は天然資源だが、無くなりはしないのだろうか?
温泉大国日本。温泉にたずさわる方々の多大な苦労により、あの気持ちよさが楽しめることがわかった。この秋は、そんな人たちの苦労に思いを馳せながら温泉に浸かってみると、気持ちよさとありがたみを感じられるかも?