住まいの雑学
菅森健吾/企画・エフェクト
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2014年12月19日 (金)

年末の大掃除! キッチンの油汚れを簡単・キレイに落とすコツ

年末の大掃除!キッチンの油汚れを簡単・キレイに落とすコツ(写真: iStock / thinkstock)
写真: iStock / thinkstock

リビングなどはこまめに掃除していても、その他の細かな部分まではなかなか手が回らないもの。換気扇や壁、冷蔵庫の上下や網戸、玄関、棚の中、ベランダ…。年末大掃除のタイミングで、キレイさっぱり掃除しておきたいところだ。なかでも特に後回しにしてしまいがちなのが、キッチンの油汚れ。壁や換気扇、レンジフードのフィルターなどに付くあまりにもひどい油汚れは、触るのも嫌になるほど。

そこで、全国にチェーン展開を行うハウスクリーニング「おそうじ本舗」で技術アドバイザーを務める尾崎さんに、家庭で行える油汚れの落とし方をうかがった。

油でベトベトになった場所は、どうやってキレイにしたらよいのだろうか。

「油は酸性の汚れなので、アルカリで溶かすお掃除方法が基本になります。ただ、洗剤などを付けて拭くだけではなかなか頑固な油汚れは落ちてくれません。洗剤をしっかりと油汚れに反応させ、浸透させなければいけません」

なるほど。なんだか簡単そうな気もするが、おすすめの方法などはあるのだろうか。

「効果的かつ簡単な方法は、お湯を使って密封する方法です。温度をあげて、さらに密封することで洗剤の洗浄力は格段に高まります」

具体的には、どんな方法なのだろう?

「まず、コンロやレンジフードのフィルターなど油汚れがついたものをゴミ袋の中に入れて、洗剤をたっぷりかけ、さらに熱湯を入れて浸します。その後、袋の中の空気を抜いて密封し、10~20分待ちましょう。そうすれば油汚れが浮いてきているはずなので、タワシなどでゴシゴシとこすればキレイになります」

密封するとは驚き! それなら家庭でも簡単にできそうだ。では、キッチンの壁や換気扇のフードなど、浸け置きができないものはどうしたら良いのだろう。

「漬け置きができなくとも、洗剤の反応を高めることはできます。おすすめの方法としては、油汚れのある場所に洗剤を吹きかけたキッチンペーパーを置き、その上にラップを貼ります。汚れがきついところは、さらにその上からドライヤーをあてるとさらに反応が早まります。暫くしたら剥がしてタオルで拭き取ればOKです」

ベトベトの油汚れがキレイになれば、爽快感も格別なはず。年末の大掃除にぜひお試しあれ。

●取材協力
おそうじ本舗
HP:http://www.osoujihonpo.com/
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