住まいの雑学
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2014年3月3日 (月)

小さくても願う心は変わらない! マンション用ひな人形とは?

ひな人形は種類も豊富に揃っており、住環境に沿った商品選びが可能(画像提供:青山人形)
画像提供:青山人形

3月3日はひな祭り。ご存じの通り、ひな人形を部屋に飾って女の子の健やかなる成長を願うという年中行事。女性なら馴染みのある行事だと思うが、そもそもこの行事が始まったのはいつからなのだろう。文化普及協會代表の清川紗衣さんにお話を伺ったのでご紹介したい。

「日本では産まれた赤ちゃんが女の子だったら、“この子が健康で幸せな一生を送れますように”という願いを託して、初めて迎える3月3日に、母方の両親からひな人形が贈られます。現在のような赤ちゃんへの贈り物となったのは江戸時代の後期になってからです。子どもの成長を願う温かい心が込められた、日本人らしい文化と言えますね」

なるほど現在のような形が定着したのは江戸時代というわけだ。清川さんも例をあげていたが、ひな祭りといえば雛人形。しかし、日本の住宅事情を考えると、雛人形を飾るにはちょっとスペースが…と思う家庭が多いのも事実だろう。

そこで、マンションでも飾れるコンパクトなひな人形を販売している青山人形代表の谷山さんに、どのような種類があるのかを伺った。

まずはひな人形が売れる時期について聞いてみた。

「マンション用雛人形は11月中旬ごろから売れ始めます。地域によって差はありますが、関東だと2月初旬、中部では1月中旬に販売のピークを迎えます」

マンションタイプのひな人形では、どのような商品があるのだろうか?

「間口80cm、奥行き50cm以内の寸法で収納できるお雛様や、ガラスケースの中に飾られたお雛様。そして内裏雛だけを屏風台の上に飾るインテリア感覚のお雛様。親王・官女・お道具を飾れる三段飾りですと、畳半畳ぐらいの大きさのものが人気ですね」

理想を言えば昔ながらの立派なひな人形を飾りたいところだが、現在は種類も豊富にそろっており、住環境に沿った商品選びが可能なようだ。コンパクトな雛人形でも、子を想う気持ちは必ず伝わるはず。今年、スペースの都合でそろえられなかった方も、来年のひな祭りに向けてピッタリなものを探してみては?

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