Übungsplatz〔練習場〕

福居伸宏 Nobuhiro Fukui https://fknb291.info/

再録(http://d.hatena.ne.jp/n-291/20051214#p3)

■encounter ratio
写真は結局のところ遭遇率の勝負でしょう。
撮影に費やせる時間がたっぷりあって、
しかも健康で長生きする写真家ほど、
成功する確率が高いように思います。
※「encount」という単語は存在しないようです。
*1

*1:撮影時間の確保が現在の私にとっての最大の課題。

福住廉「多様性なきクロッシング」 - artscape

 「今見たいアーティスト」を謳った「六本木クロッシング2007:未来への脈動」展が森美術館で開催中だ。同美術館のキュレイター荒木夏実のほか、ゲスト・キュレイターの天野一夫、佐藤直樹椹木野衣の4人が、国内から選んだ36組のアーティストやクリエイターによる作品を一堂に会している。「クロッシング=交差」というタイトルにあるように、絵画と彫刻、写真と映像、アートとデザイン、若手作家とベテラン作家、光と闇といった複数の対立項を交差させることによって、日本のアートの豊かな可能性を探り出すところにねらいがあるようだ。

クロッシングとは、複数の多様な線が交じり合うことだから、それが一方に偏向しては元も子もない。本展で見せられていたクロッシングは、表面的にはたしかに古今東西さまざまなアーティストやクリエイターの交差だったが、しかしその根底では「安心」できる性質の作家に大きく傾いた、じつに歪なクロッシングだった。しかも女性がわずか3人しか参加していないことも考え合わせれば、そのクロッシングの不均衡は明らかだ。展覧会を企画する側の論理は別として、それを受けとる側の論理からいえば、重要なのはクロッシングの厚みに尽きるのであって、それには「不安」なアーティストや女性の作家を今以上に含ませることによって複雑な交差線を描き出すことが不可欠だったように思われる。クロッシングを標榜する以上、なによりも考えなければならなかったのは、ほんとうの意味での「多様性」ではなかっただろうか。

http://www.dnp.co.jp/artscape/exhibition/focus/0711_01.html
福住廉さん*1による六本木クロッシング2007@森美術館のレビュー。
残念ながらまだ見に行けてません。


◇『美術手帖 2007年12月号』 - 美術出版社

六本木クロッシング2007展|写真=森本美絵

キュレーターの語る「六本木クロッシング2007」
天野一夫+荒木夏実+佐藤直樹椹木野衣 座談会

六本木クロッシング2007」に見る 逆襲の「愚直者」|文=福住廉

http://school.bijutsu.co.jp/bt/200712/
http://book.bijutsu.co.jp/books/2007/11/200712.html
美術手帖の最新号にも六本木クロッシング2007関連の記事が掲載されています。


◇ MORI ART MUSEUM [六本木クロッシング2007]
http://www.mori.art.museum/contents/roppongix02/

*1:限界芸術の現代 福住廉 - web complex 周縁/現場
  http://genbaken.com/contents/marginal_field/fukuzumi/fukuzumi_01.html

再録(http://d.hatena.ne.jp/n-291/20060411#p4)

山科けいすけ『C級さらりーまん講座』第373回より
君は知らんかも
しれんが相手は
知らんことも
ないかもしれん。


そして君が
知らんことは
ないと思ってる
かもしれん。



ないこともないけど
ないにこしたことは
ないから。


ないってことに
しないとならない
こともないでは
ないんじゃないかな。