連載 | #29 ニコニコ超会議2015を超取材してみた

こんな楽しい未来なら大歓迎! 超会議に集結したPepper作品が自由すぎた

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こんな楽しい未来なら大歓迎! 超会議に集結したPepper作品が自由すぎた

「Pepperと対戦ゲームやってみた」でユーザーをコテンパンにしてドヤるPepper

過去最大規模で開催され、会場にはおよそ15万人が来場した「ニコニコ超会議2015」。

4月25日・26日の2日間、ニコニコ動画のすべて(だいたい)が再現されていた会場の一角にある「超ロボットエリア」にて、感情認識パーソナルロボット・Pepperが参戦。機能を多方面に活用した、個性的なPepperが会場を盛り上げていた。

お金の使いすぎも受信料不払いも許してくれる!?

ブースのステージで繰り広げられていたのは「Pepperに懺悔してみた」。その様子はニコニコ生放送され、視聴するネットユーザーとPepperが連携。来場者の懺悔に対して、Pepperがニコ生のユーザーコメントを読み上げたり、「許す/許さない」のアンケートを行った。 来場者の懺悔の内容はさまざまで、「北千住のキャバクラのお姉ちゃんにたくさん貢いでしまった」という、少しだけPepperっぽさを感じる“ぱっぺー”や、公式キャラなのに「○HKの受信料を払っていない」という“○ーもくん”などが登場。会場、ニコ生視聴ユーザーともに盛り上がっていた。 なお、シスター・Pepperは非常に慈悲深く、ユーザーアンケートでは許されない懺悔でも、その広い心で受け入れ反省を促していた。

無慈悲で容赦ない! Pepperを本気で怒らせると……

そんな優しさにあふれた姿とは逆に、容赦ない無慈悲っぷりを見せてくれたのがワン・トゥー・テン・デザインによる「Pepperと対戦ゲームやってみた」。 ゲームは互いに球を打ち合い、3点先取で勝利するというシンプルなもの。ただし、挑戦者が得点するごとにPepperの逆鱗に触れてしまう。 本気で怒ったPepperは、球を打つボードが極端に巨大化(または挑戦者側のボードが縮小)したり、レーザーを発射して挑戦者側の機能を麻痺させるなど、チートとも取れる異常な能力で勝ちにくる。 勝利したPepperのドヤ顔が印象的だった。

ボカロやセルフィなど、最新のエンタメとテクノロジーが融合

Pepper同士で会話させてみた

このほかにも、ブースにはさまざまなPepperが登場。2台のPepperとアルデバラン社の小型ロボット「NAO」を連携させ、未来感漂うロボット同士の会話を披露した「Pepper同士で会話させてみた」(慶應大学 高汐研究室 - Sociable Robot Lab -)。

「Pepperにお祓いされてみた」

「Pepperがボーカロイドで歌ってみた」

ボーカロイド連携アプリ「Pepper sings」をつかって、自動生成されたボーカロイド曲を歌って踊る「Pepperがボーカロイドで歌ってみた」(ヤマハ)。

Pepperから流れてくる曲名を当てる「Pepperで音楽対決してみた」(Team SabiDon)や、器用にベルを鳴らし分ける「Pepperにハンドベル演奏させてみた」(TASKO Pepper部)など、最新のテクノロジーとエンターテインメントを落とし込まれたPepper。

「Pepperで音楽対決してみた」

Pepperにハンドベル演奏させてみた

さらに、「Pepperに写真撮られてみた」(IMJすまのべ! with きゅんくん)では、ロボティクスファッションクリエイターとして活躍するきゅんくんさんとの超会議限定コラボも実現。特別なPepperが、『THE NEXT GENERATION パトレイバー』の実物大イングラムとの記念写真を撮影してくれた。

「Pepperに写真撮られてみた」

後ろのイングラムブースでの記念写真を撮影するPepper

テクノロジーの進歩に合わせて、常に変化するエンターテインメント! その先端の1つであるPepperによって、かつて漠然とした“未来”に過ぎなかった世界がリアルタイムになりつつある。

今回、Pepperが見せてくれた技術を通じて、多くの人々が、そんな“楽しい”未来の足音を感じることができたのではないだろうか。

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ニコニコ超会議2015を超取材してみた

「歌ってみた」「踊ってみた」「つくってみた」「描いてみた」「ゲーム実況」など、ニコニコ動画やニコニコ生放送から生まれたユーザー文化などを、幕張メッセという大きな会場に再現させる人気イベント。 ほかにも、さまざまな有名企業や政治団体、自衛隊などがブースを出展したり、相撲や囲碁・将棋などの日本文化をフックアップするイベントとしても知られている。

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