2015/02/09

デザイン端末の本命、ついにリリース! INFOBAR A03が示す、スマホの新しいカタチ

「INFO BAR A03」の開発を担当したKDDI プロダクト企画1部 合澤 智子(右)とKDDI 広報部 堀内 優里(左)

auを代表する端末であり、デザイン性の高さに定評のあるINFOBARシリーズの最新モデルがついにリリース。その開発プロセスや前機種との違いについて、商品企画担当の合澤智子と広報部の堀内優里が語り合う。

どこを残して、どこを変えるか?

「INFO BAR A03」。カラーは写真のNISHIKIGOIのほか、POOL、MOCHA BROWN、SAKURA IROの全4色。

堀内「今回のINFOBAR A03は、多くのお客さまから"待ってました!"という声をいただいています!」

合澤「前機種のINFOBAR A02から実に2年ぶりの登場ですね。INFOBAR自体はスマートフォンになってから4機種目、2003年の初号機から数えると、6機種目になります!」

堀内「12年間も続く人気シリーズということで、お客さまからの期待も大きいのですが、もともとはどのようなコンセプトで開発が始まったのでしょうか」

合澤「スマートフォンのコモディティ化が進んで、機能やスペックが横並びになりつつありますよね。そんな中で、どのようにINFOBARらしさを出していくか、もう一度モノとしての魅力に回帰することで、単なる電子機器ではない、生活に寄り添うスマートフォンを提案したいと思ったんです。あと、今回に限ったことではなく、INFOBARの開発で常に意識しているのが"継承と進化"。平たく言うと、どこを残して、どこを変えるか、ということを意識しました」

堀内「前回のINFOBAR A02ではフロント部分がフルスクリーンでしたけど、今回はカラフルなボタンが復活しましたよね。それはどういった理由で?」

合澤「"継承と進化"で言うと"継承"の部分。前機種のINFOBAR A02を出した時は大画面化がトレンドだったので、タイルキーはすべて側面に配置し、画面を大きく取りました。一方で、お客さまから"タイルキーがないとINFOBARらしくない"という声を少なからずいただきました。今回タイルキーを復活させたのは、そういったお客さまの声に応え、INFOBARのアイデンティティを"継承"したものです」

堀内「個人的にもタイルキーの復活は嬉しかったです。私自身、INFOBAR初のスマートフォンであるA01を学生時代に愛用していたんですが、A02ではタイルキーが無くなって、少しさみしかった(笑)」

合澤「タイルキーは単に復活させただけじゃなくて、ストローク式からタッチセンサーキーに変更しています。ストローク式のボタンではボディに厚みが出てしまうし、防水・防塵仕様にするのが難しくなるから」

堀内「そのあたりはデザインを"継承"しながら、機能を"進化"させているということですね」

合澤「そのとおりです。それから"進化"の部分に関しては、これまでプラスチックだったボディの素材をアルミの質感に変えたことが大きいですね」

堀内「実際に手に持つと、これまでのINFOBARとはだいぶ質感が違いますよね」

合澤「素材の変更はチャレンジでもあったんですが、世の中の流れを見ると、最近はシンプルで上質なものが求められる傾向があります。新しい素材にチャレンジすることでINFOBARとしても新たな"進化"を打ち出せるんじゃないかと考えました」

"デザイン優先"の端末ではありません!

置き時計としても機能し、インテリアにとけ込む卓上ホルダも同梱(写真は限定モデル )

いつも手にするステーショナリーのようなオリジナル周辺アイテムも展開(別売り)。

堀内「ところで、INFOBARは初号機からプロダクトデザイナーの深澤直人さんが携わっていますが、今回は深澤さんとはどんなやり取りがありましたか?」

合澤「商品全体のコンセプトや、最近のお客さまのスマートフォンの使われ方などを深澤さんにお伝えして、そこからディスカッションを重ねながら、デザイン案を何パターンか出していただきました。中には、かなり振り切った斬新なデザイン案もあったんですよ」

堀内「斬新なデザイン案......気になります。それ、見せてもらえないんですか?」

合澤「ダメです(笑)。新機種の開発にあたっては、社内からも"斬新なデザインを"というリクエストもありますが、あまりにも劇的に新しくしてしまうと、お客さまが持つINFOBARのイメージとかけ離れ、驚いたり戸惑ったりしかねません。新しくすると同時に、これまでご愛用いただいてきたお客さまにも安心して使っていただけるデザインであること。そのあたりのバランスは、開発を進める中で深澤さんと詰めていきました」

堀内「INFOBARは、長年ファンでいてくださるお客さまが多い人気モデルですからね」

合澤「12年前の初号機からINFOBARのことを知っているお客さまは、それなりに年齢を重ねていらっしゃる(笑)と思いますが、私たちとしては当時を知らない若い世代のお客さまにもINFOBARの魅力を知ってもらいたい。従来のお客さまにもご満足いただきつつ、新しいお客さまにも手にとってもらえる、そんな魅力的な端末をこれからも作っていきたいと考えています」

堀内「INFOBARといえばデザインばかりが注目されがちですが、機能や使い勝手にもこだわって作っていますよね」

合澤「はい。いくらデザインが美しくても、使いにくかったり、機能が劣っていたりしたら、それは魅力的な端末とはいえません。タイルキーをタッチセンサーキーとして復活したのも、使い勝手や機能性を考慮した上でのこと。また、ボディの全周を曲面形状に仕上げたのは、手に持ったときの収まりを良くするとともに、四角形でありながらもできるだけコンパクトに見せるため。一つ一つのデザインには意味があるんです。機能面でもau VoLTEや防水・防塵、4.5インチフルHDディスプレイなど、いまの最新機能をすべて搭載しています。デザインを優先して機能を削ぎ落としているわけではありません」

堀内「合澤さんは商品企画担当として、お客さまにINFOBAR A03をどのように使ってもらいたいと考えていますか?」

合澤「無機的な機械としてではなく、普段の生活で身の回りにあるファッションアイテムやステーショナリーのような感覚で、愛着を持って使ってもらえると嬉しいですね。今回、伊勢丹さんとコラボレーションさせていただくことになったのも、そんな思いからです。これまでINFOBARを知らなかったお客さまにも、ファッションの切り口を通じて、INFOBARの魅力を知るきっかけになればと思っています!」

堀内「auと伊勢丹さんによる期間限定プロジェクト『DIGITAL LIFESTYLE TOKYO 2015』は、2月11日(水・祝)から16日(月)まで伊勢丹新宿店本館にて開催されますので、ぜひ多くのお客さまにお越しいただきたいですね」

伊勢丹新宿店では、〈MUVEIL〉のほか、話題のブランドとコラボレートした多彩なオリジナルアイテムを展開。

イベント期間中、伊勢丹新宿店、au SHINJUKUでは、「ハコスコ」にINFOBARをセットしてVRを体験することも。

■伊勢丹担当者より
株式会社三越伊勢丹
紳士・スポーツ営業部 メンズデザイナーズ アシスタントセールスマネージャー
樋口 淳さん
「ファッションとデジタルの関係は、今後ますます密になっていくことが予想されます。伊勢丹としても、お客さまへ提供するショッピング体験に最先端のデジタル技術を積極的に取り入れていきたいと考えています。今回のauさんとの取り組みは、携帯電話事業者と百貨店という異色のコラボレーションということで、参加ブランドやクリエイターの方々の関心も高く、とてもユニークなプロジェクトになったと思います。期間中はぜひ、伊勢丹新宿店に足をお運びください」

■au×伊勢丹コラボイベント概要
DIGITAL LIFE STYLE 2015 TOKYO

au×ISETANによる期間限定のプロジェクト。
デジタルとファッションをかけ合わせた新しいモノとコトが、伊勢丹新宿店の各フロアで開催されます。

2015年2月11日(水)~16(月)
伊勢丹新宿店本館1階=ハンドバッグ / プロモーション
伊勢丹新宿店本館2階=センターパーク / ザ・ステージ #2
伊勢丹新宿店本館3階=センターパーク / ザ・ステージ #3

1F 4 Colors & 4 Feelings
au×MUVEIL×ISETANのコラボーレションアイテムが期間限定で販売されます。MUVEILのアイコンであるグランマチャームもINFOBARカラーを身にまとって登場。

2F スマホVR:SHINJUKU Jump & Shopping
新宿の空を豪快にジャンプしたり、ファッションショーやショッピングを楽しんだり。INFOBAR限定のスマホVR「ハコスコ」で、臨場感あふれる体験が楽しめます。

3F Wearable INFOBAR Pattern Generator
お気に入りの画像をINFOBARカラーパレットでモザイクパターンに変換し、世界に一つだけのオリジナルデザインのANREALAGEファッションアイテムが作れます。

文:榎本一生

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