初詣、花火、競馬やライブなどのイベント…。多くの人が集うそんな場所に出向いたとき、誰もが悩まされるのが渋滞。やっとのことでその渋滞を抜け出すと、今度は駐車場探しで戸惑うことになる。
頼りにしていたオフィシャルな駐車場で満車を告げられてしまえば、勝手の分からない土地で右往左往するしかない。助手席の家族や彼女が不機嫌になってしまわないか、冷や汗が止まらないこと必至である。
そこで活躍するのが私設駐車場だ。一般の家の方が自宅のスペースを、観光客やイベント客向けに駐車場として開放しているアレである。利用経験がある人も、それなりにいるに違いない。
あの私設駐車場は、誰かの認可を受けているのか。そして儲かるのか!? 土地があったら、自分で勝手に始めていいのかどうかを調べてみた。
話を伺ったのは「軒先.com」を運営する、軒先株式会社の代表取締役・西浦明子さん。こちらの会社は、自宅の余っているスペースの運用方法を提案しており、もちろん、私設駐車場の事情についても明るい。
最初に気になったのは、勝手に駐車場を開業してもいいのかということだ。
軒先.comでは、自宅のスペースを利用したい人や、逆にそういった場所にワゴンを止めて小売りなどをしたい人をマッチングしているのだという。また、そういった駐車場をネットで予約できるシステムも提供している。なるほど目の付け所が鋭い。
ストレートな質問もぶつけてみる。そういう私設駐車場は儲かる?
90%という数字に驚いた。さらに、
とのこと。予約ができて、しかも周辺より安い。初期費用もかからず、法的にも問題なし。それは儲かるに決まっている。
もし土地が余っていて、近くにイベントや観光地があるなら、考慮しない手はないだろう。そんなサイドビジネスを手伝ってくれるサイトがあるというのも、今の時代ならではだ。