【糸満】糸満ハーレーが開催される旧暦5月4日(ユッカヌヒー)の8日を前にした2日、糸満市糸満の高台・山巓毛(さんてぃんもう)では、ハーレーの季節到来を告げる鉦の音が夜明け前の町に高らかに響き渡った。昔から「ハーレー鉦が鳴り響くと梅雨が明ける」とも言われている。
御願バーレーに参加する西村、中村、新島の3村のうち、ことしは紫色の西村の衣装を身にまとった金城宏行事委員長(74)=糸満漁協組合長=が、東西南北に向けて鉦を打ち鳴らした。
金城委員長は「鉦の音はハーレーの季節を漁師に知らせる合図。豊かな世と大漁を祈願した」と語った。
糸満ハーレーは8日午前9時15分から糸満漁港中地区で催される。
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