宮古、3時間雨量4月最大 中城奥間、土砂崩れで避難勧告


この記事を書いた人 新里 哲

 沖縄地方は13日、前線や湿った空気の影響で大気が非常に不安定な状態となった。宮古島市平良と鏡原は午前中の3時間雨量が4月の観測史上最大を記録した。中城村は午前11時ごろ雨が激しくなり、数日前に村奥間で発生していた土砂崩れの危険が増したため、隣接するカフェに避難勧告を出した。沖縄気象台は14日昼前まで落雷や突風、急な強い雨が発生する恐れがあるとして、雷と突風に関する気象情報などを出し、注意を呼び掛けている。

 宮古島市平良は午前5時50分から同8時50分までの3時間雨量が137・5ミリ、鏡原は120ミリを観測した。鏡原は1時間雨量、24時間雨量も4月の観測史上最大だった。猛烈な雨の影響で、市内では道路の冠水などが発生した。
 中城村奥間の土砂崩れは10~11日の大雨で発生していた。避難勧告が出たカフェは13日、臨時休業した。同村は14日朝の会議で避難勧告を延長するか解除するかを決める。

大雨の影響で冠水した道路を通過する車両=13日午後7時52分、宮古島市平良西里
連日の大雨で発生した土砂崩れ。雨の影響で危険が増している=13日午後0時半ごろ、中城村奥間