家賃相場は? 物件数は? 中央線の賃貸物件アレコレ

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中央線は都内から多摩エリアの各都市(一部山梨県を含む)を東西に結ぶJR東日本の主要路線。都心へのアクセスも良く、若者からファミリー層まで幅広い世代に人気の路線だ。

中央線沿線で家賃相場が高い駅はどこ?

中央線沿線で家賃相場が高い駅はどこ?

そんな中央線には「住みたい街ランキング」で常に上位にランクインする吉祥寺や、住環境の良さから子育てファミリーにも人気の三鷹、最近ではIKEAもできてますます便利になった立川など、個性豊かな駅が数多く存在する。今回はこの中央線の賃貸事情をCHINTAIの物件検索機能を駆使して紐解いてみよう!

物件数ベスト3

まずは登録されている賃貸物件の多い駅を調査。CHINTAIの検索機能上で「中央線」のカテゴリに属する全34駅のうち、ベスト3にランクインしたのは?

1位 吉祥寺(5784件)
2位 荻窪(5692件)
3位 西荻窪(4439件)

堂々の1位は吉祥寺。おしゃれアイテムから生活用品まで何でもそろう利便性の高さに加え、井の頭公園など自然の恵みを感じられるスポットも充実している人気の街だ。荻窪・西荻窪もまた個性的な店が多く、閑静な住宅街の佇まいも魅力的。

ちなみにベスト3までの登録件数は、中央線で登録されているすべての物件数の21%に相当する。

新築物件数ベスト3

続いては、物件探しの条件としてこだわりを持つ人も多い「新築」に注目。中央線沿線で新築物件が多い駅ベスト3は?

1位 東中野(512件)
2位 吉祥寺(360件)
3位 荻窪(305件)

新宿から下り方面に2駅の東中野がトップに! 比率でいえば、東中野で登録されている全物件のうち17%が新築物件で、2位の吉祥寺(6%)、3位の荻窪(5%)を大きく引き離す結果に。ただしこれには不動産会社各社によって重複登録されている物件も含まれるため、あくまでも参考程度に考えていただきたい。

なお、東中野は新宿まで歩いて行ける距離感でもありながら、下町情緒あふれる商店が立ち並ぶ味わい深い街。西武新宿線エリアも含めて広く捉えると、魅力的な物件に出会える可能性はぐんと増すだろう。

家賃相場が高めベスト3

中央線全駅において、家賃の高い駅ベスト3を発表。以下は各駅ごとに算出した全間取りの家賃の平均値となる。

1位 市ヶ谷(12.8万円)
1位 千駄ヶ谷(12.8万円)
3位 信濃町(12.4万円)

市ヶ谷と千駄ヶ谷が同点で1位、続いて信濃町がランクイン。都会のアーバンな空気を感じるには申し分ないエリアだが、庶民的な暮らしを求めるには少々ハードルが高いかも?

ちなみに中央線沿線の家賃は、基本的に新宿を境に西側に向かうほど安くなる傾向にあり、新宿から快速で約30分の立川までの区間であれば、国分寺が5.7万円と最も安い。国分寺は特快も止まるターミナル駅だが、駅周辺に商業施設が発展しているだけでなく、豊かな自然も残されていて子育てファミリーにも住み良い街だ。

最安値は相模湖の3.85万円。山々に囲まれて、自然派にはぴったりの環境なので、「都会に疲れた……」という人なら検討してみよう。

JR東日本混雑率トップ5 ※平成25年度

また、中央線の混雑率にも注目してみたい。国土交通省が発表した通勤時の混雑率は下記のようになっている。※平成25年度

1位 山手線外回り(上野→御徒町間)8:00-9:00の間 混雑率202%
2位 京浜東北線(上野→御徒町間)8:00-9:00の間 混雑率200%
3位 総武線緩行(錦糸町→両国間)7:34-8:34の間 混雑率199%
4位 中央線快速(中野→新宿間)7:55-8:55の間 混雑率194%
4位 南武線(武蔵中原→武蔵小杉)7:30-8:00の間 混雑率194%

中央線の朝の混雑率は山手線、京浜東北線、総武線緩行に続き、4番目の高さ。なので、「満員電車はどうしても苦手……」という人はこのような視点からも考えていただきたい。

次の引越し先に悩んでいる人は、本記事を参考に中央線沿線も視野に入れてみてはいかがだろうか?

※調査結果は2014年12月19日(金)時点

(根岸達朗+ノオト)

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