水上大使「あらためておわび」 沖縄離任で知事と面談


この記事を書いた人 金城 美智子
翁長雄志知事(右)に離任あいさつする外務省沖縄事務所の水上正史沖縄担当大使=30日午前、県庁

 6月上旬で離任する外務省沖縄事務所の水上正史沖縄担当大使は30日午前、県庁に翁長雄志知事を訪ね、離任のあいさつを述べた。あいさつに先立ち、米軍属女性遺棄事件に触れ「事件後、知事に会うのは初めてだ。あらためておわび申し上げる」と謝罪した。

 翁長知事は「水上大使がいた1年間だけでも、ヘリ着艦失敗や3月の婦女暴行事件などがあった。戦後70年、沖縄がずっとこういう状況だということを肌で感じてもらえたと思う。後任の大使に伝えてもらい、一定程度理解を得た中から議論できたらいい」と語った。
 水上氏は5月20日付で在スペイン特命全権大使の辞令が発令されていて、7月に赴任する予定だ。水上氏の後任は30日現在、発表されていない。
【琉球新報電子版】