健康のため、トマトジュースを飲んでいる人は多いだろうが、毎日飲むには高級すぎる1本、1万5000円のトマトジュースが存在する。1年で1か月間、天候によっては2週間しか収穫できず、病気にかかりやすいため、「幻のトマト」と呼ばれるブラックプリンストマト。
その高級トマトジュースを販売するセレブ・デ・トマト表参道本店・吉本美代子さんはこう解説する。
「通常、黒トマトは、糖度が5~6度ですが、北海道の契約農家が作る糖度9度以上の極上のトマトを1瓶(830ml)に約30個使用しています。約3か月間、熟成に熟成を重ねてから出荷します」
驚くべきはその粘度と色。まるで上質なデミグラスソースのようにとろんとしている。一口飲んでみると、蜂蜜が入っているかと思うほどの甘みが口に広がる。昔懐かしい初夏の青々しいトマトの香りが鼻を抜ける。トマト好きにはたまらない。
※女性セブン2014年12月25日・2015年1月1日号