県内5月求人倍率0・98倍 最高更新も全国最下位


社会
この記事を書いた人 金城 美智子
5月の県内有効求人倍率を発表する待鳥浩二沖縄労働局長(右)=1日午前、県庁

 沖縄労働局が1日に発表した5月の県内の有効求人倍率(季節調整値)は、前月比0・04ポイント上昇の0・98倍で復帰後の最高値を3カ月連続で更新した。全国では46位の鹿児島県(1・00倍)を下回り、最下位だった。県統計課が発表した5月の完全失業率(原数値)は前年同月比0・3ポイント上昇(悪化)の5・3%だった。

 新規求人数(原数値)は前年同月比15・7%(1155人)増の8510人で8カ月連続で増えた。県庁で会見を開いた待鳥浩二沖縄労働局長は「雇用・失業情勢は一部に厳しさが見られるものの、着実に改善が進んでいるのではないかと考えられる」と語った。【琉球新報電子版】