【名護】名護市辺野古の国立沖縄工業高等専門学校近くで米軍のCH53ヘリ2機の離着陸訓練が6月29日午後8時45分から同10時15分ごろまでの約2時間半にわたって繰り返されていたことが分かった。同校屋上に琉球大工学部の渡嘉敷健准教授が設置している騒音測定機で最大85・6デシベル、平均72・7デシベルを記録した。同校は校舎と学生寮が隣接した環境にある。
29日夜、住民からの連絡を受けた大城敬人名護市議が現場で同校裏手にある米軍キャンプ・シュワブ内の離着陸帯を離発着するヘリ2機の動きを目視で確認した。
渡嘉敷准教授が設置した測定機によると、同日午後10時5分から10分までの5分間に区切った場合でも最大83・7デシベル、平均75・4デシベルとなっており、午後10時を過ぎる遅い時間帯も高いレベルの騒音が続いた。80デシベルの騒音のうるささは「電車の車内・地下鉄の車内」「よほど声を張り上げないと話ができない」などと表現される。