ライフ

老いに逃げ道はない 松田聖子もライブでかわいく「よいしょ」

 ファッションアドバイザーの植松晃士さんが、周囲のアラフィフ女性たちを対象に、「2015ザ・オバサン」と銘打って、「あなたがオバさんになったと実感するのは、どんなとき?」というアンケートを実施。今回はその第4弾の結果をご報告します。

 * * *
 皆さま、ご機嫌よう! あたたかい日差しに春の訪れを感じる今日この頃です。先月、開催されたアカデミー賞の授賞式を、テレビでご覧になったかたも多いのではないでしょうか。

 ハリウッドスターたちの素敵なドレス姿にため息をつきつつ、私が「やっぱり!」と膝を叩いて納得したトレンドが、「白」の着こなしです。ピュアホワイトのほか、アイスグレーやレモンイエロー、桜色のような薄いピンクなど、白に近いミルキーパステルが目を引きました。

 ミルキーパステルは顔色を明るく見せるし、「真っ白」より優しい印象なので、日本の女性も顔うつりがいいはず。それに何より春を満喫できる色です。ぜひ、ニットなどで取り入れてみてください。さて、今週は植松独自調査による「2015ザ・オバさん。あなたがオバさんになったと実感するのは、どんなとき?」の総集編です。

■家を出た後、鍵や火の元が心配になってしまう
 これは笑えません。私は、そのたび、「心配になるくらいなら大丈夫。少し神経質になっていたり、ほんのちょっと、老化しただけだから」と自分に言い聞かせています。

■必要になるかもと心配で、つい大荷物になってしまう
 いますよね。1泊旅行なのに「夜逃げ?」みたいな大荷物のかた。そういう人に限って、距離感も鈍くなっているから、キャスター付きのバッグをガンガン人にぶつけて、気づかない。

■ときどき、何をするのも面倒に感じる
 実は私も先日、スーパーで商品をたくさん選びすぎてしまったことをレジの直前で気づき、ニンジンを目の前のお豆腐の棚に、しらっと忍ばせそうになりました。

■独り言が多くなった
 私の独身のお友達は、ふとした拍子に“ひとりツッコミ、ひとりボケ”をやってると話してくれました。

「えっ! 私、キッチンに何を取りに来たのかしら?」

「えーと、思い出せないってことは、きっとたいした用事じゃないのよ。そうよね~」

「そうそう。大丈夫、大丈夫」

 これって、全部独り言ですよ。

「オバさんの生態」を、深く知るにつれ、女性ってなんてずうずうし…いえ、たくましく、微笑ましい生き物なのかしらと思えてきます。でもひとついえるのは、人生って、「老い」に対しては、誰しも「NO WAY」。つまり逃げ道がない、ってことなの。

 松田聖子さんだって、コンサートでは「よいしょ」とかけ声をかけています。でも彼女の場合、それもまたかわいいんですよね。オバさん、万歳!

※女性セブン2015年3月26日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

大谷の妻・真美子さん(写真:西村尚己/アフロスポーツ)と水原一平容疑者(時事通信)
《水原一平ショックの影響》大谷翔平 真美子さんのポニーテール観戦で見えた「私も一緒に戦うという覚悟」と夫婦の結束
NEWSポストセブン
大ヒット中の映画『4月になれば彼女は』
『四月になれば彼女は』主演の佐藤健が見せた「座長」としての覚悟 スタッフを感動させた「極寒の海でのサプライズ」
NEWSポストセブン
国が認めた初めての“女ヤクザ”西村まこさん
犬の糞を焼きそばパンに…悪魔の子と呼ばれた少女時代 裏社会史上初の女暴力団員が350万円で売りつけた女性の末路【ヤクザ博士インタビュー】
NEWSポストセブン
華々しい復帰を飾った石原さとみ
【俳優活動再開】石原さとみ 大学生から“肌荒れした母親”まで、映画&連ドラ復帰作で見せた“激しい振り幅”
週刊ポスト
中国「抗日作品」多数出演の井上朋子さん
中国「抗日作品」多数出演の日本人女優・井上朋子さん告白 現地の芸能界は「強烈な縁故社会」女優が事務所社長に露骨な誘いも
NEWSポストセブン
死体損壊容疑で逮捕された平山容疑者(インスタグラムより)
【那須焼損2遺体】「アニキに頼まれただけ」容疑者はサッカー部キャプテンまで務めた「仲間思いで頼まれたらやる男」同級生の意外な共通認識
NEWSポストセブン
学歴詐称疑惑が再燃し、苦境に立つ小池百合子・東京都知事(写真左/時事通信フォト)
小池百合子・東京都知事、学歴詐称問題再燃も馬耳東風 国政復帰を念頭に“小池政治塾”2期生を募集し準備に余念なし
週刊ポスト
(左から)中畑清氏、江本孟紀氏、達川光男氏による名物座談会
【江本孟紀×中畑清×達川光男 順位予想やり直し座談会】「サトテル、変わってないぞ!」「筒香は巨人に欲しかった」言いたい放題の120分
週刊ポスト
大谷翔平
大谷翔平、ハワイの25億円別荘購入に心配の声多数 “お金がらみ”で繰り返される「水原容疑者の悪しき影響」
NEWSポストセブン
【全文公開】中森明菜が活動再開 実兄が告白「病床の父の状況を伝えたい」「独立した今なら話ができるかも」、再会を願う家族の切実な思い
【全文公開】中森明菜が活動再開 実兄が告白「病床の父の状況を伝えたい」「独立した今なら話ができるかも」、再会を願う家族の切実な思い
女性セブン
ホワイトのロングドレスで初めて明治神宮を参拝された(4月、東京・渋谷区。写真/JMPA)
宮内庁インスタグラムがもたらす愛子さまと悠仁さまの“分断” 「いいね」の数が人気投票化、女性天皇を巡る議論に影響も
女性セブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン