『つかめる水』夏休みの自由研究にピッタリな実験キットでつかめる水を作ってみた!

「水がつかめる」!? そんなことができるのだろうか。いまSNSなどで話題となっている「つかめる水づくり」を簡単にできるキット『つかめる水』が発売されていると聞き、面白そうなので実験することにした。果たして、水はつかめるのか?

アルギン酸ナトリウムと乳酸カルシウムで水がゲル状に!

雑貨やコスメ、天然石ヒーリング商品などを取り扱う株式会社ライブエンタープライズ(東京都豊島区)の『触れる図鑑コレクション』の新刊『つかめる水』(希望小売価格 980円・2016年6月発売)は、同社が雑貨事業部が展開する子ども向け実験セットシリーズの雑貨だ。ここ最近、インターネット上で話題となっている「つかめる水」を簡単に作れるキットとして登場したもので、実際に作ってみると非常に簡単で楽しいキットだった。

 

では、実際に「つかめる水」を作ってみよう。

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開封してみると、アルギン酸ナトリウムと乳酸カルシウムの袋、計量スプーン、スポイト、そして「つかめる水」作りの解説つき小冊子がパッケージングされている。

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解説小冊子は主に3見開きで構成されていて、最初の見開きが準備編、次が基本的な作り方、最後が応用編となっている。オールカラーで写真とイラストを交え、非常に分かりやすい解説となっている。これなら小学校高学年の子どもにも難なく理解できて、失敗することは少ないだろう。

 

では、これに沿って「つかめる水」作りを進めてみる。

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500mlの空きペットボトル2本、1リットル程度の水が入るボール類2つ、作りたい「つかめる水」の大きさのレンゲなど、出来た「つかめる水」を入れるお茶碗や粒などをすくう網などを用意する。いずれも、どこの家庭でも簡単に用意できるものばかりだ。

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まずは「つかめる水」の本体とも言えるアルギン酸ナトリウムの水溶液を作る。詳しい分量や手順は実際に商品を購入して参照していただきたい。ただ、かかる時間は20分程度、作業も簡単なので失敗することはない。

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次にアルギン酸ナトリウム水溶液を固めるために乳酸カルシウム水溶液を作る。こちらはボールに入れておき、アルギン酸ナトリウム水溶液をレンゲなどですくい、乳酸カルシウム水溶液に浸すことで「つかめる水」としてゲル状になるという仕組みだ。

仕上げにボールに入れておいた水道水にくぐらせることで完成となる。

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実際に「つかめる水」を作るための基本セットができあがったら、さっそく制作スタート! レンゲにアルギン酸ナトリウム水溶液を任意の分量入れ、乳酸カルシウム水溶液に沈める。

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さてどうなるだろうか?