肉の代わりに豆腐を使ったハンバーグなど、世の中に数多ある「なんちゃって料理」。
ヘルシーなことはもちろん、ダイエットやコスト削減目的としてその存在を確立し、すっかり市民権を得ています。が、どうにもガツンと胃袋に来ないものが多いような気がしています。
酒飲みとしてはなんちゃって料理の良さはそのままに、がっつり肉食系メニューがあるとうれしいのですが……。
そこでオススメなのが「擬似貝柱フライ」です。豚肉でえのきを巻き、衣をつけて揚げるだけで、貝柱のシャコシャコとした食感が再現できるというもの。今ネットで密かに話題沸騰中だそうです。
作り方も先述の通り超簡単で、ズボラ飲んべえにはたまらないビールのお供です。今回は作り方のポイントを紹介しつつ、おいしく作るコツを伝授しようと思います。
材料(かかった費用)
(2~3人分)
- えのき大1袋(100円くらい)
- 豚肉ロース薄切り15枚(550円くらい)
- パン粉(100円くらい)
- 卵黄1個(15円くらい)※
- 薄力粉/強力粉/片栗粉のいずれか1つを適量(家にあったので0円)
- 水 適量
※衣の付きを良くするためなので、家になかったら用意しなくても大丈夫。
765円くらいで結構な量が作れるので、大食漢な人も安心。胃もたれが心配な人や少食の人は、えのき半袋、豚肉ロース薄切り6枚くらいで十分かもしれません。
作り方の手順
説明する必要もないくらい簡単なのですが、一応手順を追って説明します。
1,えのきの石づきを切ります。
2,えのきを手で割いて5等分にします。
3,ラップを敷いてその上に肉を3枚並べます。少し重ねるように並べるのがポイント。その上にえのき1束を乗せます。この時、えのきが豚肉からはみ出ないように収めること。
4,ラップでしっかりと巻いていきます。ゆるく巻くと崩れやすくなるので要注意。
5,それを5つ作ります。一旦ここで休憩がてらビールを開けましょう。
6,ビールで一息ついたらラップを解き、3等分に切ります。切らずに揚げると貝柱の食感が再現できないので要注意。面倒がらずに切りましょう。
7,卵黄と粉、水をボウルに入れ(写真右)混ぜ合わせ、6をくぐらせ、パン粉(写真左)を全体にしっかりまぶします。
8,すると、こんな仕上がりに。
9,あとは熱した油に投入! おいしそうなきつね色に揚がったら完成です。揚げている間にもう一品作っておくのが、デキる飲んべえ。余談だが筆者はこの時点でビール1缶空け切りました。
10,付け合わせの彩りサラダを盛り合わせ、自家製タルタルソース、オイスターソースをかければフォトジェニックな仕上がりに。SNS映え抜群ですね。
11,ここですかさず2本目のビールを投入! きちんとグラスに注いだビールを置けば生活感が消え、オシャレ飲んべえに昇格ですね。
肝心のお味は……
えのきを短く切り、豚肉でギュッとしめて巻くことで、貝柱のシャコシャコとした食感が再現できています! 月並みな表現だが、とってもおいしい。本物の貝柱フライに匹敵するクオリティです。
ただし、きちんと巻けていなかったものはホロホロと崩れてしまい、貝柱の食感には至らず。しっかりと巻いてえのきの密度をアップさせることで初めて成り立つのでしょう。
ちなみにここで紹介した分量だと擬似貝柱フライが15個も作れます。結構コスパもいい。全ビール党、全飲んべえに告ぐメニューです。ぜひお試しあれ。