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2016/07/07 [データ]

MVNO利用者は2016年6月時点で、スマホ利用者全体の10%に~ニールセン、スマートフォン・メディア利用実態調査レポートを発売~

- MVNO利用者は2015年6月から倍増し、スマホ利用者全体の10%に

- スマホを1年以内に使い始めた人のMVNO利用率が高く、4人に1人がMVNO

- 次に購入したい機器としてMVNOを選ぶ人が2015年6月から増加し、21%の人が検討

視聴行動分析サービスを提供するニールセン株式会社(東京都港区、代表取締役社長兼COO 宮本淳)は、「スマートフォン・メディア利用実態調査」の調査結果から、スマートフォンユーザーのキャリア契約状況についてまとめました。
同レポートによると、スマートフォンからのインターネット利用者数は2016年5月時点で5,570万人となり、PCからの利用者数の1.3倍の規模となりました(図表1)。スマートフォンで契約しているキャリアとしては、大手3キャリアが86%を占めるものの、MVNO(仮想移動体通信事業者、Mobile Virtual Network Operator)で契約している人の割合が2015年6月の5%から倍増し、10%となっていました(図表2)。
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MVNOを契約している人の割合を、スマートフォンを利用し始めた時期別に比較すると、スマートフォンの利用歴の短い人ほどMVNOを契約している割合が高くなっていました。特に、1年以内に使い始めた人では4人に1人がMVNOを契約していました(図表3)。
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最後に、次に購入したいと考えている機器を見ると、大手キャリアのAndroid OS(38%)やiOS(35%)搭載のスマートフォンを検討している人が最も多いものの、微減していました。一方、SIMフリーや格安のスマートフォンといったMVNO契約の機器を検討している人は2015年6月時点から5ポイント増加し、21%となっていました(図表4)。
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当社シニアアナリストの高木史朗は、次のように述べています。「この1年間でMVNOのスマートフォン利用者割合が倍増しているという結果は、非常に興味深いです。昨年の調査結果ではMVNOを検討している人はアーリーアダプター層ではないかと推測されていました。しかし、現在では、直近1年間でスマートフォンを利用し始めた人がMVNOを利用する割合が高くなっており、マジョリティ層へも普及し始めている様子がうかがえます。低価格の契約内容をアピールしたTV CMも多く放送されており、従来型携帯電話(ガラケー)からMVNOスマートフォンに乗り換える人は今後も増加する可能性が高いでしょう。また、現在スマートフォンを利用している人の中でも次に購入する機器としてMVNOでの契約を検討している人が昨年よりも増加しており、今後さらに各社の競争が激しくなっていくことが予想されます。MVNOがスマートフォン利用者数の増加にどのような影響を与えるのか、今後も動向を注視していく必要があるでしょう」。
スマートフォン・メディア利用実態調査レポート(Smartphone Media Insight Report)について
スマートフォン・メディア利用実態調査レポートは、消費者のスマートフォンにおけるオンラインメディアの利用動向と、パソコンにおける利用動向を、オンラインサーベイとインターネット視聴率から把握し、包括的にレポートする定点観測型の調査です。日々変化していく消費者のオンラインメディアへの関わり方を、スマートフォンとパソコンという2つのスクリーン(デバイス)から分析し、可視化します。本調査は2016年6月7日~6月8日にかけて実施され、スマートフォンを保有し、インターネットを利用している日本全国の13歳~69歳の男女、計2,989人を対象に調査を行いました。サンプル数は、スマートフォン所有者の人口構成比によって割り当てられ、スマートフォンユーザーを代表するように割りつけられています。
レポートの詳細は、下記ウェブサイトでもご覧いただけます。http://www.netratings.co.jp/smartphone_media_insight_report_vol11.html
- MVNO利用者は2015年6月から倍増し、スマホ利用者全体の10%に
- スマホを1年以内に使い始めた人のMVNO利用率が高く、4人に1人がMVNO
- 次に購入したい機器としてMVNOを選ぶ人が2015年6月から増加し、21%の人が検討

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【ニールセン株式会社 会社概要】
社名:  ニールセン株式会社  英文社名: Nielsen Co., Ltd.
本社所在地: 〒107-0052 東京都港区赤坂2-17-7 赤坂溜池タワー11階
資本金:  1億円
設立: 1999年5月
代表者: 
代表取締役会長兼CEO 福徳 俊弘
代表取締役社長兼COO 宮本 淳
主要株主:  ニールセン、 トランスコスモス株式会社 他
ニールセン株式会社はニールセン、トランスコスモス株式会社などの出資による合弁会社です。ニールセンの消費者視聴行動分析部門の日本法人として、視聴者分析と広告分析のソリューションを通じて、お客様のビジネスにおける重要な意思決定を支援するデータ、分析、インサイトを提供しています。製品やサービス、および分析結果のインサイトについては、広告主企業、メディア運営企業、Eコマース企業、広告会社より高い評価をいただいています。ニールセン株式会社のサービス概要、および会社概要はwww.netratings.co.jp でご覧いただけます。

ニールセンについて

Nielsen Holdings plc(NYSE: NLSN)は、世界的な調査会社として消費者の視聴行動、購買行動の分析をおこなっています。視聴行動分析部門は、メディア・広告企業向けに各種デバイス上での動画・音声・テキストコンテンツ消費動向を把握するトータルオーディエンス測定を提供しています。購買行動分析部門は、消費財メーカーや小売企業を対象に業界で他に類を見ない世界規模のリテールパフォーマンス分析を提供しています。視聴行動分析、購買行動分析を他のデータと組み合わせた世界レベルの測定・分析により、クライアントのパフォーマンス向上を支援します。S&P 500企業として、世界人口の90%を網羅する100ヵ国以上に拠点を有しています。詳細は当社ウェブサイトをご覧ください: www.nielsen.com

ニールセン株式会社が提供しているソリューションと主な製品サービス
視聴者分析ソリューション
インターネット視聴率データ Nielsen NetView
スマートフォン視聴率データ Nielsen Mobile NetView
検索サービス利用データ Nielsen MegaView Search など
広告分析ソリューション
ニールセン デジタル広告視聴率 Nielsen Digital Ad Ratings
広告効果分析サービス Nielsen Digital Brand Effect など

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本ニュースリリースに関するお問い合わせ:
中川奈津子、コミュニケーションズ
Eメール:JPNwebmaster@nielsen.com 電話: 03-6837-6549

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広報担当宛
TEL:03-6837-6500(代表)
E-Mail:jpw_press@nielsen.com

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