新宿から特急で90分と都心からのアクセスもよく、温泉も自然も楽しめる箱根。「ちょっと週末に一人旅がしたいな」と思った時にぴったりな箱根の旅を、今回は一泊二日のモデルプランでご紹介したいと思います。

箱根旅のはじまりはやっぱりロマンスカー

新宿駅から箱根湯本駅までを約90分で結ぶ特急ロマンスカー。在来線でももちろん行けますが、非日常感を味わうためにもぜひロマンスカーでのんびりと車窓を眺めましょう！

終点の箱根湯本駅で箱根登山鉄道に乗り換え。ジクザクに線路を切り返しながら進むスイッチバック方式を採用していて、強羅駅に到着するまでに3回進む方向が変わります。

終点の強羅駅の周辺にはお土産物屋などが並び賑やかな雰囲気です。

箱根強羅公園

(C) 箱根強羅公園

(C) 箱根強羅公園

箱根強羅公園内にある大正初期に茶人・鈍翁によって建てられた茶室「白雲洞茶苑」。茶席ご観料500円で、お抹茶と和菓子をいただけます。厳かな空間で、心ゆくまで和の情緒を楽しみたいところ。

[白雲洞茶苑]

宿のチェックインまで時間がある時の、オススメランチ

強羅駅近くにある「田村 銀かつ亭」。お豆腐に豚ひき肉を挟んで揚げ、土鍋で煮込んだ「豆腐かつ煮」はぜひ食べておきたい一品。お豆腐なので普通のトンカツよりあっさり食べられるので女性にもうれしいですね。

[田村 銀かつ亭]

一人旅にオススメの宿

富士屋ホテル

(C) 富士屋ホテル

創業明治11年と伝統と格式のある「富士屋ホテル」。明治時代へタイムスリップしたような情緒ある雰囲気は、旅の非日常感を盛り上げてくれそうです。

(C) 富士屋ホテル

クラシカルな本館のスタンダードダブル。お部屋のお風呂には宮ノ下の天然温泉が引かれていて、プライベート感たっぷりの贅沢なバスタイムを楽しめますよ。

[富士屋ホテル]

桐谷 箱根荘

(C) 桐谷 箱根荘

閑静な強羅の高台に佇む、「桐谷箱根荘」。静かで落ち着いた和の空間で、本を読んだりテレビを見たりと思うままに寛ぎましょう。

(C) 桐谷 箱根荘

肌に優しい良質なにごり湯の「美人の湯」。時間を忘れてゆったりと温泉を楽しめるのは一人旅ならではの贅沢ですね。

[桐谷 箱根荘]

二日目は情緒ある箱根をゆったりと散策

甘酒茶屋

ゆっくりと朝食をいただきチェックアウトした後は、和の趣を感じる散策に出かけましょう。箱根旧街道沿いにある「甘酒茶屋」。茅葺き屋根の風情ある佇まいは、まるで江戸時代にタイムスリップしたかのような気分になります。

土間や囲炉裏もある店内。名物の優しい甘さの甘酒や、備長炭でふっくら焼いたお餅をいただいてほっと一息つきたいところ。

[甘酒茶屋]

NARAYA CAFE

箱根登山鉄道宮ノ下駅すぐ近くにある「NARAYA CAFE」。築50年を超える古い建物を改装した店内には、カフェ、ギャラリー、ショップが集りアート感あふれる空間に。無料で足湯も楽しめますよ。

人気のNARAYAパフェは、ソフトクリームの中の餡は、こし餡、ごま餡、うぐいす餡、季節餡の4種類から選べます。濃厚なソフトクリームと餡は絶妙なコンビネーション！

[NARAYA CAFE]

竹やぶ 箱根店

(C) 竹やぶ 箱根店

箱根ロープウェイ姥子駅徒歩15分ほどにある蕎麦処「箱根 竹やぶ」。静かな森の中に佇むお店は風情たっぷり。

(C) 竹やぶ 箱根店

上質なそばの実を石臼で自家製粉して作られる十割蕎麦をいただけます。コシが強く風味豊かな蕎麦は奥深い味わい。

[竹やぶ 箱根店]

最後は箱根湯本駅周辺でぶらぶら

再び箱根登山鉄道に乗って下山し、箱根湯本駅に到着。ロマンスカーの出発時刻まで温泉街をゆっくりと散策しましょう。早川のせせらぎでほっと一息つくのもいいですね。

駅前の商店街には個性あふれるお土産屋さんが立ち並んでいます。箱根の工芸品、寄木細工から定番の温泉饅頭までじっくり選びしょう。自由な一人旅、時間を気にせず好きなようにショッピングも楽しめますよ。

思い立ったら気軽に行ける一人旅。忙しい生活にちょっと疲れたら、温泉や和の風情あふれる箱根で癒されてみませんか？

Nao

Nao ライター

メーカー、ITベンチャー勤務を経てフリーランスに。
学生時代から旅を続け、渡航国は現在50カ国。
特技は陸路国境越え。グルメレポート翌日に大学の最先端研究を取材したり、ロシア州知事にインタビューしたり。幅広い対応力とフットワークの軽さが自慢。日本ソムリエ協会認定資格ワインエキスパート保有。