言語分析未来予測

上石高生
言葉の分析からの予測です。分析の正しさは未来に答えが出ます。分析予測は検証可能でなければなりません。

北朝鮮化での統一という幻想

2008年07月16日 06時43分51秒 | 話題
仮想の戦時準備態勢

 『韓国は、北朝鮮に中国国境の警備を依頼しているようなものだ。そのための独裁国家である、と認める』と考えれば、今までの対応も納得できる。
 しかしそれも仮想現実なのである。

 同族・同胞意識による支援とは、北朝鮮の防衛意識を中国国境に集中させてもらいたい、という仮想的統一意識と、その意図があるからであろう。
 だが、それこそ北朝鮮の脅迫的分裂意識が、そんな韓国の夢見がちな考えを砕き、一瞬で現実に目覚めさせるのだ。

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 韓国人観光客が北朝鮮兵士に射殺されても、その捜査も、調査もできない現実でありながら、デモも、さほどの批判も伝わってこないのは、北朝鮮が戦時体制で中国国境を防衛しているから、という意識でいるからなのだろう。

 しかしそんな非現実的な考えでは、何をやっても上手くいくはずはない。

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 米国産牛肉の輸入解禁での反政府デモは、「韓国人はBSEにかかりやすい」といった噂でさらに広がりを見せたり、「もともと新聞への強い不信感があった」などと、韓国全体に反社会として拡大していく。
 より無統一的であり、これこそ適確に説明できない民族意識だけが、これも仮想な政治意識で、方向性の示せない暴力性をただ発揮しているばかりである。そのスローガンとは「日本に迎合するな」や、「政権におもねるな」というものだ。自分たちだけが唯一の正当な政治的集団と思っているようで、検察当局が脅迫や業務妨害容疑で取り締まりに乗り出しても、「政治的捜査だ」と反発するという、もはや法律も通用しない状態だ。
 
 現実的な対応における失敗と、何の成果のない苛立ちは、ネチズン(ネットユーザー)も政治家も、ただただ過敏な反応での言動を繰り返すだけである。

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 軍事行動はとらないであろう日本に対しては、韓国の政治家は強いリーダーシップを見せるチャンスであるのようだ。これを李明博政権が自覚したとき、はたして韓国国民に対してより強い大統領として、法をもって暴力や破壊行為の取り締まりの強化を実施するであろうか?

 それとも北朝鮮と同じように、対日本へ仮想の戦時準備態勢をとるのであろうか? 
 それも攻めてこない日本国を相手に、だ。

 しかし、強い大統領として暴力や破壊行為の取り締まりの強化を実践したとき、ネチズン(ネットユーザー)の仮想的な民族・政治意識はより現実に向くことになり、事態は沈静化するのだろう。

 だが、韓国がそのように冷静になれるとは、現状ではとても思えないことである。

 韓国国民も、政治家も、攻めてこない日本国を相手に、北朝鮮と同様に仮想戦時準備態勢をとり続けるのだろう。
 そして、より北朝鮮化することで、統一へ向かっている、という幻想で満足するのである。


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