宇宙航空研究開発機構
宇宙航空研究開発機構(以下、JAXA)は、山間地、ビル陰に影響されず、全国をほぼ100%カバーする高精度な測位サービスの提供を目的とした準天頂衛星システム(QZSS: Quasi-Zenith Satellite System)の開発を行っており、準天頂衛星初号機を平成22年度に打上げます。
この衛星に対して広く皆様に親しみを持っていただくため、衛星の愛称を募集いたしますのでお知らせいたします。
【参考】準天頂衛星システムについて
「見上げれば 宇宙(そら)から照らす 道しるべ」 ~時空間情報が導く新たな未来~
近年、カーナビやGPS機能を搭載した携帯電話の普及により、衛星を使った測位サービスはなくてはならない存在になりました。しかしながら、日本の都市部は高い建物が多いため、GPS衛星の可視条件が悪く、測位精度の劣化が度々おこります。準天頂衛星の大きな特徴は、日本の天頂付近で長い時間見えることです。これにより準天頂衛星と既存のGPSを組み合わせることで、ビルや山などの障害物の影響を少なくし、高精度の測位サービスを提供することが可能となります。
なお、準天頂衛星システムは、文部科学省、総務省、経済産業省、国土交通省の連携のもと、関係研究機関である(独)情報通信研究機構、(独)産業技術総合研究所、国土地理院、(独)電子航法研究所との協力によりJAXAが中心となって開発を進めております。
<準天頂衛星システムでできること>
(1)GPSの苦手を克服
準天頂衛星は、現在運用中のGPS信号や、米国が開発を進めている新型のGPS信号とほぼ同一の測位信号を送信します。GPS利用者は準天頂衛星からの信号を受けることで、GPSを利用できない時間・場所でも、正しい位置情報や時間を知ることができます。これにより測位サービスの利便性を向上させることができます。(GPS補完)
(2)GPSを更にパワーアップ
準天頂衛星は、GPSの精度を向上させる精密な補正信号を送信します。GPS利用者は準天頂衛星からの信号を受けることで、より正確な位置情報を知ることができます。これにより日本全国どこでも高精度な測位が実現できることが期待されています。 (GPS補強)
準天頂衛星についてさらに詳しい情報はこちらをご覧ください。
http://www.satnavi.jaxa.jp/project/qzss/index.html
※ご応募いただきました個人情報につきましては、JAXAにて管理し、愛称募集の目的のみに使用します。法令などにより開示を求められた場合を除き、個人情報をご本人の同意を得ることなく募集業務に関与する者以外の第三者に開示することはありません。
※ご招待する当選者は、ご提案者本人を含む2名様(日本国内居住の方)とさせていただきます。日程(2泊3日予定)その他の詳細につきましては、当選通知とあわせてお知らせいたします。また、当選者名につきましては当選者本人同意の上、JAXAホームページ等で公表させていただきます。
※特典(種子島ご招待)に係る権利の譲渡は、不可とさせていただきます。
※なお、JAXA、文部科学省、総務省、経済産業省、国土交通省及び関係研究機関(JAXAと共同に研究開発・利用等を行う機関)の職員と本愛称募集の関係者については、種子島招待の対象から除きます。
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* は、一般公募によるもの
は、現在運用中の衛星