琉球古典箏曲 国の文化財に 文化庁選択、記録保存へ


社会
この記事を書いた人 新里 哲

 文化審議会(馬渕明子会長)は15日、「琉球古典箏曲(そうきょく)」を「記録作成等の措置を講ずべき無形文化財」に選択するよう宮田亮平文化庁長官に答申した。同日、宮田長官によって選択された。また伊是名村の「旧名城家住宅主屋」「旧名城家住宅石垣」を登録有形文化財(建造物)に登録するよう宮田長官に答申した。近く官報で告示され、登録される。

 「記録-」は日本の芸能や工芸技術の変遷を知る上で重要だが、消滅の恐れがあり記録を残すべき無形文化財が選択される。

 県内では1977年に工芸技術で「壺屋の荒焼」が選択されたが、芸能では初めて。登録有形文化財は県内で82件となる。

 今後、有識者らが3~5年かけて文書、映像などによる記録を作成する。