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メロンパンの皮2 大型化&網目模様がついて本格的に進化

『メロンパンの皮 焼いちゃいました。2』も大ヒット

“おいしいところだけ食べたい”という意見をもとに、メロンパンの“皮”だけ焼いてみたら──そんな思いを現実にした商品が山崎製パンの『メロンパンの皮 焼いちゃいました。』だ。そして、初代(すでに販売終了)がおいしく進化したのが『メロンパンの皮 焼いちゃいました。2』(80円)。直径約9cmになり、コクのあるバター生地にメロンの風味がほのかに広がる。

 この商品が生まれたのは大阪・松原市の『山崎製パン』大阪第二工場。工場に勤める20~40代の女性陣が召集された。

「商品開発者に、経理や総務の女性も交え、女性だけでメロンパンについて話してもらったんです。すると、『皮がおいしい』『皮だけはがして食べている』という話で盛り上がり、『ほんなら皮だけ焼いてみる?』と…。女子トークから商品アイディアが生まれました。最初は関西限定でしたが、SNSで一気に広まり、1か月で生産体制を整え、異例のスピードで全国展開したんです」(山崎製パン・斉藤高志さん)

 大阪の女子トークから生まれたメロンパンの“皮”が、年間1000万個売れたらヒットという菓子パン市場で、約4000万個の売り上げを記録。味を進化させた2代目も売れ行きを伸ばし、同社の菓子パン売り上げトップの『薄皮つぶあんぱん』をはじめ、『ナイススティック』『ランチパック』に続くヒット商品に成長した。かじってみると、ほんのりメロンの香り。クッキーともパンとも違う、サクッと新食感だ。

撮影■下重修

※女性セブン2016年3月10日号

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