疾走感溢れるロックがライブでも人気の4人組、WHITE ASH が新たに放つ6曲が収録されたEP「Quest」。WHITE ASH の魅力の一つとして挙げられるソリッドなギターサウンドは今作でも健在だ。今回は大きく3つの流れを見る事が出来る。まずライブで盛り上がる事必至な “Monster” “Strike” でギアを入れ、続く “Drop” “Mad T.Party (1865-2016)" では普段の WHITE ASH を象徴するギターの音を生かした新しい展開を試み、"Knock On Doors In You" や "Rove" という重さを感じるラスト2曲によって、新しいバンドの広がりを見せている。荒々しさの中に潜むクールさが、数多いテン年代のバンドの中でも一味違った魅力となっている WHITE ASH の変化が感じられる作品だろう。