翁長知事、馬毛島視察し会見 「可能性あるものは見る」


この記事を書いた人 新里 哲

 おおさか維新の会が米軍普天間飛行場の訓練移転先として提案している鹿児島県馬毛島を18日に視察した翁長雄志知事は同日夜、那覇空港で記者会見した。

 翁長知事は「政府は辺野古移設が唯一の解決策だと主張し、私たちは辺野古新基地は絶対に造らせないと主張している。可能性があるものはやはり私も見ることが必要だ」と述べた。一方、県が馬毛島を普天間飛行場の移設先として提案するかどうかについては、具体策は政府が検討すべきだとの認識を示した。
 翁長知事は21日には政府と移設問題を話し合う「政府・沖縄県協議会」が開催されることに触れ、「国との協議会がある。議論をする中で今回視察したことは、県側からすると、一つの努力ということになると思う」と述べ、移設問題の議論活発化につなげたい考えを示した。【琉球新報電子版】