「村を殺す行為」 高江と連帯、嘉手納で100人抗議


この記事を書いた人 金城 美智子
「沖縄に米軍はいらない」などとシュプレヒコールを上げる市民ら=22日午前8時ごろ、北谷町の嘉手納第1ゲート前

 【北谷】北谷町の米軍嘉手納基地第1、第2、第3、第5の4つのゲート前で22日午前7時から、嘉手納基地の閉鎖・撤去と、北部訓練場のヘリパッド建設阻止を訴える抗議集会を開いた。この日は東村高江でヘリパッド建設工事再開を警戒、通常は第1ゲート前で行っている集会を四つのゲート前で同時に開催した。有志の市民らの呼び掛けに、県内各地から延べ100人が集まった。行動では市民と機動隊が衝突を続けている東村高江の抗議行動に連帯する声が上がった。

 第三次嘉手納基地爆音差止訴訟原告団の福地義広副団長は「何としても高江のヘリパッド建設を止める。行動を通して、断固とした決意を示そう」と話した。
 浦添市から参加した70代の男性は「高江のヘリパッドは集落を囲むように建設され、村を殺す行為だ」と工事強行を非難した。その上で「政府のやり方は、県民の基地撤去の思いを強くするだけだ」と話した。
 嘉手納基地ゲート前の抗議集会は、毎週金曜と水曜に主に第1ゲート前で開催している。【琉球新報電子版】