沖縄への修学旅行3%減2473校 15年、少子化や増税影響


この記事を書いた人 Avatar photo 大城 誠二

 沖縄県文化観光スポーツ部は21日、全国の修学旅行取扱旅行会社11社を対象に実施した2015年の沖縄修学旅行入り込み調査結果を発表した。昨年1年間に修学旅行で沖縄を訪れた学校数は前年比3・2%減の2473校、人数は2・7%減の43万8854人で3年ぶりに減少に転じた。

 減少の要因について同部は「少子化や消費税増税、貸切バスの料金改定、航空運賃の割引率改定などが影響したのではないか」との見方を示した。

 16年の見通しも学校数が3・7%減の2381校、人数が1・5%減の43万2375人と予想している。

 15年の実績を校種別でみると、高校は学校数が2・7%減の1678校、人数が2・1%減の34万518人。中学校は学校数が4・8%減の749校、人数が4・4%減の9万6191人。小学校は学校数が29・4%増の22校、人数が27・6%増の1203人だった。

 都道府県別では東京が最も多く、大阪や神奈川、埼玉が続いた。滞在日数は3泊4日が1312校と最も多く、2泊3日の977校が続いた。

 月別では5月と10~12月に集中する傾向がある。5月は391校・5万288人、10月は361校・7万8425人、11月は384校・8万7122人、12月は396校・7万2034人。