全国高文祭 辺土名が長官賞 小禄吹奏楽部は「グッド賞」


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自然科学部門で受賞した(右から)金城実希さん、新垣夏実さん、奥間樹生さん、神山知紀さん=1日、東広島市内
受賞した小禄高校吹奏楽部=1日、廿日市市内(県高校文化連盟提供)

 【広島で塚崎昇平】第40回全国高校総合文化祭広島大会で1日、自然科学部門のポスター発表で「オキナワヒゲナガカワトビケラ」という水棲(すいせい)昆虫の採集調査について発表した辺土名高校サイエンス部の新垣夏実さん(18)=3年=と金城実希さん(17)=同=が2位に当たる文化庁長官賞を受賞した。マーチング部門では小禄高校吹奏楽部が優れた演奏をした4校に選ばれ、実行委員会特別賞を受賞した。同部が30日に披露したパレードも優れていたとして「グッドパレード賞」も受賞した。

 自然科学部門で受賞した金城さんと新垣さんは、同種が1年を通して繁殖する理由を調査を通して、洪水に対応するためと考察したと発表した。金城さんは「先輩から引き継いで長期にわたった調査の結果が報われてうれしい」と話した。同部からは、奥間樹生さん(17)=3年=と神山知紀さん(18)=同=の野鳥の調査も生物部門の4位に当たる奨励賞を受賞した。

 同日、マーチング部門に出演した小禄高吹奏楽部79人は、「TRICK」と題し旗などを用いたパフォーマンスを演奏に合わせて披露した。