国際協力、現地で学ぶ 沖縄県、3ヵ国に高校生派遣へ


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 沖縄県の2016年度おきなわ国際協力人材育成事業でラオス、ベトナム、スリランカの各国に派遣される高校生39人の団結式が24日、浦添市前田の国際協力機構(JICA)沖縄国際センターで行われた。高校生は3カ国に13人ずつ派遣される。25日から11日間の日程で国際協力活動の現場や戦跡などを視察し、現地の人々との交流を深め、国際感覚やグローバルな視点を養う。

派遣前の団結式で絆を深める高校生ら=24日、浦添市の国際協力機構沖縄国際センター

 ラオス派遣団代表を務める八重山高校3年の大久勝利さん(18)は「ラオスは不発弾に苦しんでいる。国際協力で何が求められているのか、自分なりに考えるきっかけにしたい」と決意を述べた。

 JICA沖縄国際センターの辻野博司・市民参加協力課長は「日本と発展途上国は見える形、見えない形で密接な関係がある。五感を通じてリアリティーのある経験をしてきてほしい」と激励した。