県の「海邦養秀ネットワーク構築事業」の出発式が16日、那覇空港で行われ、ペルーに派遣される高校生5人、大学生5人の計10人が抱負を述べた。同事業は世界のうちなーネットワークを担う次世代の人材育成が目的。県系移民110年の節目を迎えるペルーでホームステイし、交流を深める。現地滞在は16~29日。
現地では移住110周年記念式典に参加するほか、スポーツ交流や学校訪問、日系企業訪問などを通し、県系人との親睦を深める。
沖縄国際大学3年の宮城亜希さん(23)は「パーティーで宮古のクイチャーを踊り、交流したい。沖縄とペルーの共通していることを見つけ、積極的に話したい」と語った。
宮古高校3年の与座晨(あした)さん(17)は「移民の歴史やウチナーンチュの絆を学ぶだけでなく、自分の住んでいる宮古島もアピールしたい」と語った。