「戦争の歴史も知った」 山形・最上児童と交流


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
嘉手納基地の状況について熱心に話を聞く山形県の児童ら=8日、嘉手納町の道の駅かでな

 【中部】2016年度山形県最上広域少年少女沖縄派遣交流事業で、最上圏域の小学校6年生40人が6日、うるま市のニュー三和で本島中部の児童67人と交流を深めた。9日までに嘉手納町の道の駅かでなや糸満市のひめゆり平和祈念資料館など県内各地を見学した。

 最上の子らは8日、道の駅かでなを訪れて米軍嘉手納基地について学んだ。嘉手納町基地渉外課の我謝治彦課長は「基地があって困っているのは騒音と排ガスの臭いだ。学んだことを持ち帰り、学校の人や家族と話してほしい」と伝えた。

 参加した小沼駿太君(12)=新庄小6年=は「ソーキそばなど珍しい食べ物を食べることができた。おいしかった」と述べた。山科美伶さん(11)=萩野学園6年=は「明るい沖縄の印象とは違った、戦争というつらい歴史もあることが分かった」と話した。