高江、徐行運転の女性を拘束 同乗者「地面に押さえ付け手錠」


この記事を書いた人 金城 美智子
拘束された女性が乗っていた車に乗り込み移動させようとする警察官ら=6日午前10時20分ごろ、東村高江の県道70号

 【ヘリパッド取材班】東村と国頭村に広がる米軍北部訓練場のヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)建設に伴う市民らの抗議行動で6日午前、東村高江の新川ダム近くの県道70号上で工事関係車両の動きを封じるために徐行運転していた女性が警察に身柄を拘束された。

 市民らは3台で徐行運転をしており、そのうち車列の真ん中を走っていた1台の運転者のみが拘束された。同乗していた別の女性によると「車の前方を警察官が動画を撮影しながら後ろ向きに歩いていた。さらに後方から追い抜いた警察車両が前方をふさぎ、女性の車のドアを開け、地面に押さえ付けて手錠を掛けた」という。

 現場で抗議行動をしていた石原理絵さん(52)=東村高江区=は「転びもしていないのに(拘束だとは)。意図的に狙われていたとしてもおかしくない」と話した。

 同訓練場「N1地区」ゲートには工事関係と見られる大型トラック10台が入っていた。複数の市民によると、トラックは資材のほか、現場作業員も乗せていった。
【琉球新報電子版】