高江ヘリパッド 国、36台分砂利搬入 市民ら提供区域内で抗議


この記事を書いた人 金城 美智子
建設に反対する市民らがプラカードを掲げて抗議する中、砂利を運び込むダンプカー=30日午前9時半すぎ、東村高江の米軍北部訓練場N1地区ゲート前

 【ヘリパッド取材班】東村と国頭村に広がる米軍北部訓練場の新たなヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)建設で、沖縄防衛局は30日午前、36台分の砂利をN1地区ゲートへ搬入した。一日にN1地区へ入れた砂利の量ではこれまでで最多となった。

 建設に反対する市民ら10人がN1ゲート前でプラカードなどを掲げて抗議した。機動隊約30人が市民らを囲い込むなどして動きを封じた。

 ダンプカーは午前9時半ごろから午前10時50分ごろにわたって12台が3往復して砂利を運んだ。ダンプカーはN1地区より東村側にあるメインゲート内で砂利を補充した。

 一方、通称「N1裏」では建設に反対する市民ら約40人が米軍提供区域内に入り、N1地区付近とH地区を結ぶ運搬道路などで抗議行動をした。
【琉球新報電子版】