【渡嘉敷】島の山々に自生し、島の秋の訪れを告げるリュウキュウマメガキ(カキノキ科)、ハゼ(ウルシ科)の実が早くも鈴なりになった。ハマセンダン(ミカン科)の花も満開となり、黄金色の約20センチ~30センチの大きな花が落葉の高木の上部一面に咲き乱れて、葉緑樹林の山々を彩っている。今年は台風の被害もなく例年より1カ月ほど早く多くの実がなり、花々も鮮やかで、道行く人の目を楽しませている。
リュウキュウマメガキは島の方言でシブカチと呼ばれ、かつては子どもたちのカキ狩りが見られた。ハゼは方言でハジギーと言われ、紅葉の時季を迎えた。
11月ごろまで、島の林道沿いなどから見られる。
(米田英明通信員)