サンエー、増収増益 ハンビー改装が効果


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 沖縄県内スーパー最大手のサンエー(宜野湾市、上地哲誠社長)は5日、2016年8月中間連結決算を発表した。売上高とテナント収入などを合わせた営業収益は前年同期比5・4%増の923億7700万円、経常利益は11・9%増の82億7900万円、純利益は16・0%増の51億3800万円だった。上半期(3~8月)として4期連続の増収増益となった。

 昨年7月の那覇メインプレイス増床や、今年4月にベビー館と無印良品を導入した北谷ハンビータウンのリニューアルなど既存店の改装効果が貢献し、主力の食料品をはじめ全部門で前年同期の実績を上回った。売上総利益(粗利率)は31・0%で前年同期並みの高水準を維持した。

 上地社長は「沖縄の好景気感が進み、地元客の消費マインドが堅調だ。失業率の低下などが確実に購買力につながっている」と好調な要因を指摘した。一方で「下半期は天候要因など不確定要素が多くなる」として、通期の業績予想は当初通りで据え置いた。

 部門別の売上高(既存店比)は、食料品が前年同期比4・1%増の488億円、住居関連品が6・2%増の258億円、衣料品が3・1%増の78億円、外食が7・1%増の41億円だった。子会社のローソン沖縄は直営3店舗の売上高が1・6%増の2億1800万円だった。