給付型奨学金、県内進学者にも 知事「工夫しながら拡充」


この記事を書いた人 金城 美智子
県内大学に進学する学生への給付型奨学金について「一つ一つ実現に向けてやっていきたい」と前向きな姿勢を示す翁長雄志知事=20日午前10時40分すぎ、県庁

 経済的に進学が困難な生徒への県外大学への県の給付型奨学金について、県内大学進学者にも対象を広げるよう県内大学の学長らから県に要望が出ている中、翁長雄志知事は20日午前の定例会見で「大学進学の形態や方向性は、来年進めていくものをさらに翌年に数を増やしたり、別のやり方をしたり工夫しながら拡充していきたいという意味では、9大学学長の要望の考え方も大変大切なので一つ一つ実現に向けてやっていきたい」と前向きな姿勢を示した。

 併せて翁長知事は20日から、来春に大学などに進学する児童養護施設や里親家庭からの生徒を対象に、入学金と授業料の全額を支援する「子どもに寄り添う給付型奨学金」の募集を始めたと述べた。
【琉球新報電子版】