県議会、ハリアー墜落に抗議 全会一致で外来機制限要求


この記事を書いた人 金城 美智子
ハリアー本島沖墜落事故を受け抗議決議と意見書を全会一致で可決する県議会=27日午前10時すぎ

 22日に発生した米海兵隊のAV8Bハリアー本島東沖墜落事故を受け、県議会(新里米吉議長)は27日、事故に対する抗議決議と意見書を全会一致で可決した。

 事故原因の究明や同機種の飛行中止、ハリアーを含む外来機の沖縄への飛来を制限することなどを求めたほか、事故が米軍ホテル・ホテル訓練水域内で発生したことも受け、広大な訓練水域・空域の見直しを行い、返還を推進することも盛り込んだ。

 宛先は抗議決議が駐日米大使や在日米軍司令官ら4者、意見書が首相や防衛相ら4者。米軍基地関係特別委員会の議員らが後日、県内の関係機関を訪れ直接抗議・要請する。
【琉球新報電子版】