沖縄でもブラックバイト バイトで学生の4割経験 労働局実態調査


この記事を書いた人 金城 美智子

 県内の9大学と県専修学校各種学校協会でアルバイト経験のある学生2271人のうち、4割に当たる920人が「雇用契約以上の長時間労働」「一方的なシフト変更」などの不当な扱いを経験していたことが沖縄労働局(待鳥浩二局長)の実態調査で明らかになった。同局が30日発表した。学生の4人に1人は、学業に支障を来すほどの労働を強いられていた。

 意に沿わないシフトや、長時間労働で学生に過重労働を強いるアルバイトは、「ブラックバイト」と呼ばれ、社会問題化している。沖縄労働局は、県内の学生のアルバイトの実態を知り、対策につなげようと各大学、県専修学校各種学校協会側に協力を呼び掛け調査を実施。6月から7月15日にかけて、2667人の回答を得た。
【琉球新報電子版】