入念に田踏み、苗植える おいしいお米 心待ち


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田植え体験を楽しむ石垣小学校の児童たち=9月20日、石垣市新川

 【石垣】石垣小学校の5年生52人は9月20日、石垣市新川の平田原の水田で田植えを体験した。苗植え前には土を耕す作業を兼ねた「泥リンピック」を開催し、児童たちは水田の上で運動を楽しんだ。

 田植え前に土に酸素を含ませるも田踏みも兼ねている。児童たちははだしに水着姿で水田に入り、鬼ごっこやリレーなどで走り回った。体中泥だらけになり、はしゃぎながらも、しっかり土をかき混ぜていた。

 その後は板を使って平らに整地する「代掻(しろか)き」も体験し、準備が整った水田に1列に並び、苗を植え付けていった。

 泥の感触に大島幸得君(10)は「気持ち悪い」と笑顔。代掻き体験には「水牛になった気分。おいしいお米ができたらうれしい」と期待した。

 苗はもち米で、刈り取りも児童らで行う予定という。