石垣自衛隊配備 川原地区も反対「一度造られると半永久」


この記事を書いた人 金城 美智子
自衛隊配備計画について話し合い、反対を確認した川原地区の住民ら=10日夜、石垣市大浜の川原公民館

 【石垣】防衛省の石垣市平得大俣への自衛隊配備計画を巡り、同市の川原地区(具志堅正館長)は10日夜、市大浜の川原公民館で、臨時総会を開き、地区として計画に反対することを決めた。川原地区は候補地に最も近い開南に隣接。地区として開南、於茂登、嵩田に続く反対決議で、今後3地区と協力して運動を進める方針だ。

 臨時総会は約50世帯のうち14世帯の代表が出席し、11世帯の委任状で成立した。出席者は「自衛隊施設は一度造られると半永久的に使われる」「島しょ防衛というが、戦中と同じように本土の捨て石とする発想だ」などと意見を述べた。配備計画に反対していくことで一致した。

 具志堅館長は「声を上げないと、賛成しているように思われる。行動しないとならない」と強調した。
【琉球新報電子版】