「ハワイと大浦湾つながっている」 ハワイ県系人が座り込む市民激励


この記事を書いた人 松永 勝利
ハワイ在住の県系3世の金城ノーマンさん(左端)、県系4世の和多エリックさん(左から2人目)の歌三線に合わせてカチャーシーを舞う、座り込みの市民参加者とハワイの県系人ら=31日午前、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前

 【名護】世界のウチナーンチュ大会に参加したハワイ在住の県系人ら約30人が31日午前、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前を訪れ、米軍普天間飛行場の辺野古移設に反対し、座り込みを続ける市民らを激励した。平和への思いを込めてデザインしたハワイの首飾り「レイ」を市民一人一人に贈った。ハワイ在住の芸能集団「御冠船歌舞団」の金城ノーマンさん、和多エリックさんが歌三線で「懐かしき古里」「艦砲ぬ喰ぇ残さー」を披露し、最後はカチャーシーで団結を確かめた。
 稲嶺進名護市長は在沖米軍基地問題に関し「現実は非常に厳しい。現場を見て交流することで、分かってほしい。帰ったら(周囲に)伝えてほしい」と語った。
 県系2世のエドワード・クバさん(72)は市民に贈ったレイについて「大浦湾の向こうにあるハワイのウチナーンチュと皆さんはつながっている」と連帯のあいさつをした。【琉球新報電子版】