高江着陸帯ダンプカー 、排気管も違反か 横向きに開口


この記事を書いた人 金城 美智子
横向きに開口しているダンプカーの排気口=21日、東村高江のN1地区ゲート前

 【ヘリパッド取材班】米軍北部訓練場の新たなヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)建設で、砂利を運搬している複数のダンプカーの排気管の開口の向きが右向きとなっており、新たな法令違反の疑いがあることが23日までに分かった。国土交通省や警察庁が発行している「不正改造車を排除する運動」のパンフレットでは、排気管について「左向きまたは右向きに開口していないこと」としている。市民らは現在も法令違反の疑いのあるダンプカーが使用されていることについて「警察が取り締まらないのはおかしい」などと批判の声を上げている。

 排気口について、内閣府沖縄総合事務局運輸部は違反の確認を急ぎ、あった場合は早期の是正を指導する方針を示した。

 これまで法令違反が指摘されてきた過積載につながる懸念がある「さし枠」の設置や助手席の巻き込み防止窓などについては20日から改善措置が図られていた。