沖縄県警100人増へ条例案 県、11月県議会提出


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 沖縄県は21日の庁議で、県警の警察官を100人増員する条例案や一般会計で総額57億846万円の2016年度補正予算案など計30件を、29日開会予定の県議会11月定例会に提出することを了承した。同年度の改予算額は前年度同期比で2・2%増の7669億533万円で過去最大となった。

 警察官の増員は米軍属女性暴行殺人事件をきっかけに、政府が6月に打ち出した再発防止策の強化を踏まえた措置。警察官の定員を2666人から2766人に改める。施行期日は17年1月1日となる。

 沖縄振興特別推進交付金(ソフト交付金)では新規事業や既存事業の拡充などで17億8639万円を計上、交付金活用を断念したMICE土地購入費の残額は今回で満額計上となった。県分から市町村分へ流用する4億円も盛り込まれた。