技能全国2大会 沖縄県勢4人が入賞 比嘉さんら県に報告


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技能五輪・アビリンピックで入賞した山川朝教さん(前列左端)、屋宜宣好さん(前列左から2人目)、比嘉七海さん(同4人目)、高原愛佳さん(前列右端)=10日、県庁

 技能者の技術レベル向上を目的に、10月に山形県で開かれた第54回技能五輪全国大会で、県勢からフラワー装飾職種で比嘉七海さん(中部農林高3年)が銀賞、高原愛佳さん(同)が敢闘賞、配管職種の屋宜宣好さん(南部工業高3年)が敢闘賞を獲得した。技能五輪の後に開催された第36回全国障害者技能競技大会(アビリンピック)では、山川朝教さん(障がい者ITサポート沖縄)がホームページ制作種目で努力賞を獲得した。県内から技能五輪に28人、アビリンピックに10人が出場した。

 10日、入賞者らが県庁に浦崎唯昭副知事を訪ねて結果を報告した。比嘉さんは「8月から練習を始めた。受賞は先生や関係者のおかげ。これからも技術を磨きたい」と語った。高原さんは「周囲の応援で頑張れた。この経験を生かしていきたい」と述べた。屋宜さんは「2018年に開かれる技能五輪沖縄大会で金メダルを目指す」と決意を新たにした。

 普段は障がい者にパソコンの技術を教えている山川さんは「この受賞が障がい者の雇用拡大につながってほしい」と期待を込めた。

 浦崎副知事は「沖縄から4人が入賞したことをうれしく思う。沖縄大会の開催機運が高まる弾みにもなる」と期待した。