授業に新聞、考える力を育む 室川小でNIE実践フォーラム


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 大城 誠二
「県NIE実践フォーラム2016」の国語の公開授業で、新聞記事を使って話し合いをする2年生=4日午後、沖縄市立室川小学校(具志堅千恵子撮影)

 「県NIE実践フォーラム2016」が4日、沖縄市の室川小学校で開かれた。県NIE推進協議会(山内彰会長)が主催する「おきなわNIE月間」に合わせて開催され、公開授業、授業研究会、全体会を行った。県内の教員ら約120人が熱心に参加した。児童の考え、表現する力を育むNIE(教育に新聞を)の効果を実感し、理解を深めた。

 公開授業は2年国語、3年道徳、6年社会で行われた。児童らは新聞を活用したワークショップに積極的に取り組み、元気に発表した。授業研究会ではNIEアドバイザーが指導助言を行った。
 山内会長は「室川小は素晴らしい実践を紹介し、方向性を示してくれた。豊かな感性と知恵、対話能力、これこそ社会に出て生かせる力、本物の力だ」と講評で述べた。同校の蔵根美智子校長は「生涯学習、地域連携の視点から、コミュニケーションツールとして新聞は優れている。ますます頑張っていきたい」とあいさつした。