高江区「国からの財政支援」受け入れ 代議員会で決議


この記事を書いた人 金城 美智子
10月、来県した菅官房長官(右端)と会談した伊集東村長(左から2人目)、宮城国頭村長(同3人目)、仲嶺高江区長(左端)=8日午後、名護市内のホテル

 東村と国頭村に広がる米軍北部訓練場への新たなヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)建設を巡り東村高江区は6日、代議員会を開き、政府が検討していた高江区への財政支援について受け入れる方向を確認した。仲嶺久美子区長を含む17人の代議員のうち13人が出席し、全員一致で決議した。

 財政支援はいったん東村に入り、東村が高江区へ分配する。財政支援の使い道や金額は未定。その上で、高江区としてヘリパッドに反対する意思は変わらないとする決議も全員一致で可決した。
 仲嶺区長は「区民はヘリパッドを容認しているわけではない。今も工事期間中で区にいろんな迷惑が掛かっている。区はこれまで我慢してきた。財政支援は当然やるべきだろう」と話した。【琉球新報電子版】