真栄城氏が出馬表明 宮古島市長選 市政刷新掲げる


この記事を書いた人 新里 哲
宮古島市長選への出馬を表明する真栄城徳彦氏=17日、宮古島市平良の事務所

 【宮古島】任期満了に伴う来年1月の宮古島市長選に向け、保守系市議の真栄城徳彦氏(67)=無所属=が17日、同市平良の事務所で会見し、出馬を表明した。真栄城氏は「もう一回、原点に戻り市民と共に市政を考え直しリセットする必要がある」と決意を語った。

 真栄城氏は現市政の問題点を挙げた上で、教育や子どもの貧困問題などをワンストップで相談できるキッズステーションの設置、農水産業の振興などを進めると強調。陸上自衛隊配備は容認するが、市民の動向次第では住民投票も視野に入れるとした。その上で「市政を継続するか刷新するかが争点だ」と話した。

 市長選に向けてはほかに現職の下地敏彦氏(70)と医師の下地晃氏(62)、前県議の奥平一夫氏(67)の3人も出馬の意思を示している。
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 真栄城 徳彦氏(まえしろ・のりひこ)1949年10月生まれ。同市平良西里出身。早稲田大中退。旧平良市議1期、宮古島市議3期目。2013年11月から2年間議長を、その後、与党市議団会長を務めた。