携帯浄水器 内外で販売へ ワイズ社 新商品は樹脂製ボトル


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新デザインの携帯型浄水器「シリカ・ピュア」と交換式浄水カートリッジ

 浄水器製造・販売のワイズグローバルビジョン(うるま市、柳瀬良奎社長)は、家電ブランド「アマダナ」(東京)と業務提携して、2015年に発売した携帯型浄水器「シリカ・ピュア」のデザインを刷新して17年から国内外で販売する。台湾の電子機器受託製造サービス大手のチコニーエレクトロニクスとも提携し、海外販売を強化する。

 ワイズとアマダナ、チコニーの関係者は8日、県庁で会見を開き、提携による製造・販売を発表した。

 シリカ・ピュアは水道水を入れて振るだけでミネラルウオーターを作れる。

 ボトル内にセットする交換式カートリッジに粒状のケイ素や水素、化石サンゴ、活性炭などの濾(ろ)材が入っている。ボトルは再利用できる。

 新商品は樹脂製ボトルで容量は450ミリリットル。アマダナの小玉秀樹取締役最高執行責任者(COO)は「メイド・イン・沖縄の商品の付加価値を高め、沖縄でものづくりして台湾で売る仕組みをつくりたい」と語った。

 台湾での販売価格は未定だが、初年度の販売目標は数万本、1億5千万円を目指す。台湾を皮切りに海外展開を拡大するワイズの柳瀬社長は「ペットボトルを消費しないエコな世界と、美容と健康の促進に貢献したい」と話した。