陸自配備「反対」46% 石垣市が来場者調査、「賛成」27% 


この記事を書いた人 金城 美智子

 【石垣】石垣市への自衛隊配備問題を議論する討論会の来場者に意見を聞くアンケートを実施した同市は5日、結果を発表した。賛否を問う項目はなく討論会の感想や自由意見を募った中で、300人中139人(46%)が「反対」と明記した。「賛成」と記載した人は80人(27%)で、賛否を判断することが難しい回答など「その他」は81人(27%)だった。自衛隊配備を巡り、市民意見を聞くアンケートを実施するのは初めて。

 公開討論会は市主催で10月28日に開催。市は700人に用紙を配布したとの認識で、回答率は「42・86%」だった。

 中山義隆市長は「回答した人の中でこの結果。これを住民投票のように捉えることはできない」とした上で「市民の意見なのでしっかり受け止めたい」と説明。一方で「12月議会の議論を聞いて判断したい。判断時期は議会の内容次第だと思っている」と述べた。

 調査結果は記載内容から「賛成」「反対」「その他」に分け、その中でさらに「自衛隊配備について」など言及内容が似た項目ごとに分類した。