全国の高校生が電気自動車の走行距離を競う2016エコデンレース(全国自動車教育研究会主催)が23日、大阪府で開かれ、県代表の那覇工業がワイパーモーター部門で8連覇を果たした。
同部門では美来工科が準優勝し、昨年に続いて県勢が上位2位を独占した。那覇工業は一般モーター部門でも15位と健闘した。
ワイパーモーター部門は、車のワイパーを動かす小型のモーターと50ccのバイクに搭載するバッテリーを用い、1人の運転手を乗せて40分間に走れる距離を競う。車体の軽量化やタイヤや空気の抵抗軽減などが工夫のしどころだ。
那覇工業の選手らは24日、家族や学校関係者に迎えられて那覇空港に到着した。
ワイパーモーター部門を制したチーム「HOPE」キャプテンの圖師(ずし)智大さん=自動車科3年=は「ボディーをできるだけ小さくして空気抵抗を減らした。レース中は風が強くて走行中に転倒しそうになったが、連覇できて安心した」と語った。